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結納の意味や略式正式の違い!結納しない・するのメリットは?

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晴れて婚約が決まった二人も、結婚式までの準備期間には様々な準備があり、

自分たちだけで進められることではなく、両家で確認しなければならないことが色々とあるのです。

そのなかのひとつが「結納」。

今回ご紹介するのは、結納の起源や歴史、意味、そして結納のメリット・デメリットです!

その他結納に関する記事はこちら!

>>結納に必要なのものや段取り!費用の相場はいくら?

 

 

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結納の意味は?何のためにいつするの?

「結納」とは、「結」に「納める」と書くとおり、両家が親類となって「結」びついたことを祝い、贈り物を「納」めあうということ

簡単にいうと、正式に婚約を整える儀式のことです。

古くからのしきたりに沿って、それは地域によってやりかたは様々。

結納品などをとりかわしたり、女性宅で催しを行います。

一般的に結納は結婚式の36カ月前に行うのが一般的です。

六輝(六曜)のなかで、「大安」や「友引」の日の午前中に行うのがベストとされています。

 

結納の種類・スタイル

 

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正式結納

仲人が両家を往復して9品の結納品(目録など)や結納金を届けるといったスタイルで、

最近はこのようなきっちりとしたスタイルで結納を行うカップルは少なくなってきていますが、地域によっては行う場合もまだあります。

略式結納

両家が、どちらかの家かホテルや料亭などに集まって結納を交わすスタイルで、結納品の数も減らすか無くし、ライトなスタイルで行います。

両家の顔合わせを行う食事会では、結納品(結納金など)を用意せず、

結婚指輪などの記念品を交換する「略式結納」の方が多くなっていている傾向にありますが、

結納は関東式・関西式など、地域によってスタイルが異なります。

結納品の飾り方や結納返しの有無なども地域によって異なってくるので、確認をした方がいいでしょう。

 

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結納の起源・由来

結納の起源は1400年前の仁徳天皇の時代にさかのぼります。

日本書紀には仁徳天皇の皇太子である後の覆中天皇が羽田矢代宿禰の娘である黒媛を妃とされた時に

「納菜」(男親が女親に贈り物をして挨拶に伺う)を行ったのが始まりだそうです。

その後、結納の作法が整えられたのは室町時代の小笠原家などによって行われました。

当時は、公家や武家の間のみで行われており、庶民にとっては結婚式を挙げる習慣すらなかったので「結納」は別世界のものだったようです。

そして、平安時代に貴族が行っていた婚礼儀式に、室町時代に武家礼法の諸流派によって中国の婚礼制度が取り入れられ、

武家の婚礼制度に確立していきました。

江戸時代には、裕福な商家では結納・結婚式の行事が行われました。

それが明治時代になり、庶民も行うようになります。

このように、庶民が結納・結婚式を行うことが当たり前になるまでには長い歳月がかかりました。

結納は結婚の約束のために贈るものなので、結納品には自らの願いと、相手に対しての誠意を込めて贈ったのです。

 

結納する・しないのメリット・デメリット

現在、「結納をする」カップルは全体の3組に1組だという調査結果が出ています。

お金も時間もかかる「結納」、しなくてもいいのでは?という意見も多数ですが、意外と儀式を重んじている若者も少なくないのです。

そこで、「結納」をすることのメリット・デメリットを挙げてみようと思います。

メリット

・「結婚するという自覚が生まれる」

婚約の証として両家でその土地のしきたりに基づいた品々を交換する結納を行うことで、とても形式的で身が引き締まるからです。

結納をすることで、自分は結婚をする身なのだという自覚することができるので、

軽率な行動を慎むことになり、お互いの浮気を防止することにもつながります。

 

・「両家の距離を近づける」

ご縁が生まれても、住んでいる場所・生活習慣・収入・家族構成などが違う両家が親類になるので、

両家の親交が少しでも深めるためにも結納は行うとよいでしょう。

結納をすることによって、お互いの地域の文化や金銭感覚を自然と知ることができます。

また、両家の連帯感が生まれるため、結婚式・披露宴だけでなく、今後の親戚付き合いに良い影響を与えてくれます。

結婚は自分たちだけのことではなく、家族を巻き込んでのおとになるので、両家がうまくいくことがとても大切なことになります。

 

・「厳かな雰囲気を味わうことのできる一生に一度の機会」

日本人に生まれたからこそ体験できる「結納」。その雰囲気を味わうことも滅多にない機会です。

また、その雰囲気の中で行われることによってけじめがつき、相手とその家族をより一層大事にしようという気持ちが強くなること間違いありません。

 

デメリット

・「お金がかかる」

結納の基本的な決まりとしては、お嫁さんをもらう男性が女性に結納の証である品々と結納金を贈ります。(お婿さんの場合は逆)

相手に金銭的な負担をかけたくない場合は食事会程度にするのが良いでしょう。

また、「結婚式や披露宴を盛大にするために節約する」というカップルも多くみられます。

 

・「準備に時間を要する」

両家の間で結納品や結納金を相談しながら決めていくことが多く、結婚する当事者だけでなく家族も準備に奮闘することになります。

 

・「まじめすぎる」

厳粛な雰囲気の中、高価な品々を準備して交換するので、とてもまじめな儀式です。

堅苦しい雰囲気や長い口上を覚えるのが苦手な方には苦労するかもしれません。

 

さいごに

最近では式場やホテルの「結納パック」を利用するパターンが一般化しているようです。

パックを利用すると、予算や好みに応じて場所や料理が選べたり、費用が折半、頭割りできるなどのメリットがあります。

忙しいカップルにとっては手間がかかりません。

結納のことを「茶を贈る」と称して、実際に茶を贈る所もあるようで、九州地方では現在でもお茶を贈る習慣があるそうです。

茶は植えたら再び植え替えることをしないものなので、「女性は一度嫁しては夫を変えない」という意味を表しているといいます。

特に地域性や家のしきたりなどによって異なるのであらかじめ両家の間で確認をしておきましょう。

最近では結納は両家の決定によって様々に行われていることが分かります。

格式にとらわれずに、自分たちのスタイルで行ってみるのが良いですね。

ぜひ、参考にしてみてください。

関連記事はこちら!

>>結納に必要なのものや段取り!費用の相場はいくら?

 

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