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十二支の物語や順番の由来!世界の干支には猫や鯨ワニも?

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新年になると、その年の干支が変わり、年賀状にはその年の動物を描くかたも多いですよね!

自分の生まれた年の十二支について『なに年生まれ?』と聞かれたりすることもあるのではないでしょうか?

『十二支占い』なんてものもありますよね。

なぜ十二支はあるのでしょうか?なぜ十二支はあの動物たちなの?

そんな疑問を誰もが抱いたことがあるのではないでしょうか?

十二支の意味や由来、物語についてご紹介したいと思います!

 

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十二支・干支の起源や由来は?

中国から日本へ十二支が日本に広まったのは6世紀半ばごろであり、江戸時代に一般市民の間に浸透したといわれています。

もともと、作者が「十二支」を浸透させるために、わかりやすい人気の動物ばかりを選んだといわれます。

<十二支の順番>

子(ね())・丑(うし)・寅(とら)・卯(う(さぎ))・辰(たつ)・巳(み(へび))・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い(のしし)

覚え方として有名な「ねーうしとらうーたつーみー、うーまひつじさるとりいぬーいー♪」

と言う歌はみなさんご存じかと思います。

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<十二支物語>

 

昔々のある暮れのこと、神様が動物たちにお触れを出したそうです。

「元日の朝、新年の挨拶に出かけてこい。一番早く来た者から十二番目の者までは、順にそれぞれ一年の間、動物の大将にしてやろう。」と。
動物たちは「おらが一番」と、めいめいが気張って元日が来るのを待っていました。

ところが、猫は神様のところにいつ行くのか忘れてしまったので、ねずみに訊くと、ねずみはわざと嘘をついて一日遅れの日にちを教えたのです。

猫はねずみの言うことを間に受け、喜んで帰っていきました。

さて、元日になると..
牛は「おらは歩くのが遅いから一足早くでる」と言って、夜のうちから支度をし、まだ暗いのに出発をしました。

牛小屋の天井でこれを見ていたねずみは、ぽんっと牛の背中に飛び乗りました。

そんなこととは知らず、牛が神様に近づいてみるとまだ誰もいません。

我こそ一番、と喜んで待つうちに扉が開くと、とたんに牛の背中からねずみが飛び降り、ちょろちょろと走って一番のり。

それで牛が二番目となり、それから虎、兎、龍、蛇、馬、羊、猿、鳥、犬、猪の順番で着きました。

猫は一日遅れで行ったため番外で仲間に入ることができませんでした。

これは福島から伝わった日本の代表的な物語です。

他にも、遅れてきた猫は神様に「顔を洗って出直してこい」と怒られたため、それ以来猫は顔を洗うようになった、

という言い伝えや、猫がお釈迦さまの薬を取りにいったねずみを食べてしまったため、十二支に入れてもらえなかった、ともいわれています。

他の動物たちの順番については、

牛は、二番目になったからといって怒ることもなく、「二番目だったら満足」でした。

虎は、神様のお話を噂で聞いたため信じなかったが、本当だったら恥をかくと思い三番目に。

兎は、神様に会いにいくときみんなが休憩している間もぴょんぴょんと飛び跳ねて進んだことから四番目。

龍と蛇は、同時に到着したが、修行をした龍は空が飛べるため蛇は龍を尊敬して順番を譲った。

犬猿の仲と言われるほど仲の悪い猿と犬を仲介した鳥が間に入る。

猪は、実は一番最初に到着していたのだが、まっすぐしか走ることができないために神様の所を通り過ぎてしまったため、最後になった。

と、それぞれ動物たちの特徴をとらえて順番が考えられているのですね。

すこし上記とは異なりますが、日本昔話でも同じようなお話が紹介されています。

お子様にも分かりやすい動画はこちらをぜひ観てみてください↓

https://youtu.be/bh_zFD_orpQ

 

海外にも干支はあるの?世界の十二支について

 

この物語は中国はもちろん、朝鮮半島・モンゴル・中央アジア・ロシア周辺にも伝わっています。

ほとんどのものがこの「猫とねずみが敵対することになった十二支のお話」か

「ねずみが牛にくっついて一番になるお話」だそうです。

 

中国・台湾・韓国・ロシア

鼠・牛・虎・兎・龍・蛇・午・羊・猿・鶏・戌・猪(豚)と基本的には日本と同様の十二支ですが、『猪』という漢字は『豚』を意味するようです。

モンゴル

鼠・牛・・兎・龍・蛇・午・羊・猿・鶏・戌・豚

チベット・タイ・ベラルーシの干支

鼠・牛・虎・・龍・蛇・午・羊・猿・鶏・戌・豚

ベトナム

鼠・水牛・虎・・龍・蛇・午・山羊・猿・鶏・戌・豚

インド

鼠・牛・虎・兎・龍・蛇・午・羊・猿・ガルダ・戌・

※ガルダとはインド神話に登場する神鳥です

イラン

鼠・牛・虎・兎・・蛇・午・羊・猿・鶏・戌・

アラビア

鼠・牛・虎・兎・ワニ・蛇・午・羊・猿・鶏・戌・

ブルガリア

鼠・牛・・兎・龍・蛇・午・羊・猿・鶏・戌・

トルコ

鼠・牛・・兎・・蛇・午・羊・猿・鶏・戌・

 

十二支を用いているのは日本だけではないのですね^^

 

 

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なぜ十二支なのか?数の意味は?

s-junishi2

昔は月の満ち欠けで生活をしていました。

月の満ち欠けを12回繰り返すと季節が元に戻ることから、1年は12ヶ月となり、毎月のリーダーが12番必要になりました。

十二支の動物を見てみると馬や羊の位置、龍が入っていること、なぜこの動物たちなのか違和感を感じませんか?

中国で考えられ、日本に伝わった「十二支」は、年月日や時刻、方位、占いで使うものでした。

もともとは文字が先にあり、分かりやすくするためにその文字に近い動物が当てはめられていき、さらに覚えやすくするために物語ができたそうです。

「子」を動物に例えると「ねずみ」だったことから、ねずみが一番の物語が作られたとされています。

また、ねずみのずるがしっこいイメージは、当時保存している穀物をねずみが荒らしていた事から始まったのかもしれません。

 

さいごに

いかがでしたか?毎年変わる十二支に物語があってとても覚えやすいですよね。

どの年に生まれたかによって自分の動物をそれぞれ持っているので、

私は年が同じ子が多く集まる学校なんかでは「この学年は○○な傾向がある」や「○○が優れている」なんて言われたことがあったのを覚えています。

自分が何年かによって性格も変わっているとしたら面白いですよね。

占いで使われていたのですから、もしかしたらそんなこともあるのかもしれませんね。

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