銀杏が臭い理由や食べ方レシピ注意点!イチョウの花言葉は?
10月ごろからすこしずつ色づいてくるイチョウの木。
イチョウ並木は紅葉の時期になると見事な黄金色を輝かせてくれます。
そこにオレンジ色の顔をのぞかせてくれるのが秋の味覚である「銀杏」ですよね。
イチョウ並木沿いをランニングやウォーキングをしていると銀杏特有のあの臭い匂いで秋を感じたりなんてこともあるのではないでしょうか?
イチョウや銀杏は独特な匂いがあるので苦手な方も多いとは思いますが、これも秋の醍醐味!
実は匂いのあるイチョウと匂いのないイチョウがあり、銀杏を実らせるイチョウとそうでないイチョウがあるんです!
今回はイチョウの生態と銀杏について詳しくお話ししたいと思います。
イチョウの生態について
イチョウの木の花言葉・由来
「壮厳」:神社やお寺のご神木としてよく植えられていることにちなんで付けられています。
「長寿」:植えてから実がなるまで時間がかかる・樹齢がとても長いということが由来しています。
また、イチョウには「鎮魂」という意味もあるそうです。だからお寺や神社に植えられることが多いのでしょうか?
イチョウの特徴
イチョウの木は一般の木と違って、雄株と雌株があります。
もちろん、人間と同じで銀杏(実)は雌株にしかなりません。
そのため、街には銀杏のなるイチョウとなっていないイチョウがあるのです。
イチョウの木は枯れづらく、虫もつきにくいので手入れが楽ということから街路樹や神社・お寺などによく使われています。
また、イチョウの木は油脂が多いため水はけが良いと言われており、イチョウの木で作ったまな板は腐りにくく、
抗菌効果がすぐれているのでおすすめです!
イチョウ特有のにおいの正体
秋になるとイチョウの木が黄金色に並び、とても綺麗な姿を現してくれます。
しかし、それと同時にやってくるのがイチョウのあの独特なにおいです。
みなさんご想像の通りだと思いますが、あのにおいは実が熟した時のにおいなのです。
イチョウの木は手入れが楽で風情もあるので街には最適なのですが、においがきついため、ほとんどの街に植えてあるイチョウは雄株になります。
銀杏の強烈なにおいの成分は、バターやチーズに含まれるような酪酸と、人の足の裏の臭い様のぺプタン酸というものが合わさっており、
サルやネズミも食べようとしないほどの臭いだそうです。
銀杏の食べ方
熟すと強烈な匂いを発しますが、秋の味覚としておいしくいただける銀杏。
少しクセがある銀杏は好き嫌いも分かれるのではないでしょうか。
秋にスーパーやデパートには食べやすくなっている銀杏が販売されます。
銀杏の実はきれいな翡翠色をしており、販売されているものはそのまま食べられる実として置かれているかと思いますが、
街のイチョウになっている実はかたい殻を身にまとっているので、自分でとって食べようと思ってもすぐ食べられるものではありません。
強烈なにおいと放っている銀杏は誰も手をつけることなく過ぎ去っていくことが多いですが、実はこのころの銀杏が一番食べごろでもあります。
そこで食べ方をご紹介したいと思います!
◎食べ方1(一般的な方法)
1.拾った銀杏がにおいを放つようになるまで腐らせる(放置)
2.中の種をとりだす(強めの水流をあてるときれいに中の種のみとることができます)
3.天日干しする(中まで数日かけてしっかり乾燥させ、種の表面を真っ白にする)
4.種の殻を割って中身をとりだす(実をこわさぬよう、ハンマーやペンチで割ってとりだす)
◎食べ方2(電子レンジで簡単)
1.銀杏を10個ほど紙封筒に入れ、セロテープで封をする
2.電子レンジで600Wで40秒ほどチンする(500Wだと1分程度)
こちらの動画も参考にしてください↓
>>参考動画
※レンジで加熱している間に爆発します。しっかり封をしておかないと電子レンジの中が汚れてしまうので注意してください。
また、封筒に銀杏の実がこびりつきます。
◎食べ方(爆発しない電子レンジでの方法)
1.ペンチで軽く銀杏に割れ目をいれる(線を斜めにして割ると傷つけず、力もかけずに割れる)
2.ティッシュの空き箱に1をいれる
3.電子レンジで30秒まわす
銀杏の主なレシピ
・銀杏炒め(炒って好みの調味料(塩・抹茶・ゆかり・カレー・ココア)をかける
・銀杏串あげ(銀杏を3~5個串にさし、油でサッとあげ、塩を振る)
・茶碗蒸し
・銀杏ごはん(銀杏・調味料を炊飯器に入れて一緒に炊き込む)
・かき揚げ
・銀杏と梨の炒め物(少量のオリーブオイルで銀杏と梨を炒める)
銀杏の食べすぎに注意!何個までならOK?
小さくておいしいのでつい食べ過ぎてしまいます。
しかし銀杏には「ギンゴトキシン」というイチョウから生成される中毒性が高い神経毒を含み、
食べすぎると嘔吐や痙攣、硬直などの症状が現れて、最悪は意識不明や死をまねく可能性があります。
これを銀杏中毒といい、「成人男性で1日15粒までが限度」といわれています。
銀杏の大きさによっても異なるので、お子様はとくに5,6個でも症状が出た例があるのでたくさん食べないように気を付けてくださいね。
さいごに
私は銀杏を食べる時にはだいたいフライパンで炒めて塩をかけて食べることが多く、
銀杏ご飯やかき揚げはトライしたことがなかったので、チャレンジしてみたいと思います!
銀杏中毒に注意しながら秋の食材を楽しみましょうね。
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