アドベントクランツやカレンダーの意味!クリスマスとイブの違い過ごし方は?
1年間のうち、皆さんはどの行事・イベントが好きですか?
1年の楽しみのなかで大きく占めるイベントのなかにクリスマスがあります。
寒くなると街中がイルミネーションで輝きだし、わくわくしますよね!
そんなクリスマスですが、みなさんは毎年何気なくケーキを囲んで、
イルミネーションを飾って、家族あるいは恋人同士、仲間とパーティをしていませんか?
クリスマスにもきちんとした歴史や由来・意味があるのです。
そんなクリスマスを詳しく知り、今年のクリスマスをいつもと違う形で楽しんでみてはいかがでしょうか?
クリスマスの起源や由来! クリスマスツリーの意味は?
「12月25日はイエス・キリストの誕生日」と覚えている方もいらっしゃるかと思いますが、実は違うのです!
聖書の記述によるとイエス・キリストの誕生日は「10月1日」か「2日」が有力だそうです。
驚いた方もいるのではないでしょうか?私も驚きでした(笑)
クリスマスの語源は「Christ(キリスト)」と「mas(ミサ・礼拝)」からきています。
12月25日がクリスマスとなったのには、古代から行われていた「冬至のお祭り」が関係しており、
冬至を境に日が長くなることから「太陽の復活」としてお祝いをしていました。
当時、ローマ帝国では太陽を「神」と崇める「太陽信仰」を行っており、
秋から冬になり日照時間が短くなると「死が近づく」と恐れられていたからこそ、「冬至のお祭り」があるのです。
イエス・キリストは「世の光」と呼ばれていたため、「冬至のお祭り」がイエス・キリストの誕生日としてお祝いされることになったのではないでしょうか。
「冬至のお祭り」では、太陽と共に冬になっても葉を落とすことのない常緑樹を「永遠の命」のシンボルとして飾られました。
これがクリスマスツリーのはじまりであると言われています。
クリスマスイブの意味は?アドベント・クランツって何?
一般的にクリスマスイヴ=クリスマス前夜と認識されている方がほとんどですが、少し違います。
イエス・キリストがいた時代に使われていたユダヤ歴という暦によると、「1日の始まり」は「太陽が沈む夕方」でした。
つまり、イヴは「前夜」ではなく「始まり」を意味していると考えられます。
これも意外ですよね。
なのでイヴは24日の夕方から25日の0時までを指すことになります。
また、クリスマス到来を待ち望む4週間をアドベントといいます。
そのアドベント期間中は、「アドベント・カレンダー」という12月1日から25日までの日めくりカレンダーで
カウントダウンしながらクリスマスを楽しみに待ちます。
この日めくりカレンダーはお菓子入りのカレンダーで、一日ずつ箱の窓あるいはポケットを開けてお菓子を食べてクリスマスを待つのです。
さらに、松の木やモミの木の枝でリースを作り、その中央部に4本のろうそく(キャンドル)を立てた
「アドベント・クランツ」というものを4週間前の日曜日から一週間毎に一本ずつ午前中にろうそくに火をともします。
日本のクリスマスの歴史について
明治維新前
1552年(天文21年)に山口県においてカトリック教会の宣教師であるコスメ・デ・トーレスらが
日本人信教を招いて降誕祭のミサを行ったのが、日本で初めてのクリスマスであったそうです。
しかしその後、江戸幕府の禁教令によってキリスト教が禁止されたことで、
明治の始めまでの200年以上の間は隠れキリシタン以外は全く受け入れられませんでした。
明治時代
1900年に「明治屋」が銀座に進出し、そのころからクリスマス商戦が始まりました。
大正時代
児童向けの雑誌や少女雑誌の12月号には表紙をはじめ、クリスマスにまつわる話や絵がたくさん導入されだしました。
1925年に日本で初めてクリスマスシール(切手)が発行されました。
昭和(戦前)
明治以降、皇位継承に伴って天皇誕生日と、前の天皇の崩御日である先帝祭が休日でした。
1926年12月25日の大正天皇崩御に伴い、1927年に当時の休日法が改正され、昭和時代の先帝祭にあたる大正天皇祭(12月25日)が設定されました。
日本でのクリスマスの習慣が普及したのはこの頃とされています。
1928年の新聞には「クリスマスは今や日本の年中行事となり、サンタクロースは立派に日本の子どものものに」と書かれるまでになりました。
銀座や渋谷のカフェや喫茶店ではクリスマス料理がでてきたり、店員が仮装をして華やかにクリスマスが訪れるようになりました。
第二次世界大戦の最中でもクリスマスツリーが飾られているシーンが撮影されてものもあるそうです。
昭和(戦後)から平成
1948年「国民の祝日に関する法律」が施行され、大正天皇祭は休日ではなくなりましたが、
クリスマスは年中行事で定着し続け、ますます盛大に行われるようになりました。
10月のハロウィーンが終わると同時にクリスマスツリーが飾られ、街はクリスマスに向けて着々と準備を始めます。
12月24日のクリスマスイヴ・12月25日のクリスマスは街中がクリスマスが開かれますね。
日本でもクリスマスは大きなイベントとして定着しましたが、本場のキリスト教圏と比べるとまだまだ規模は小さいと言われているそうです。(クリスマスと避けるために行く国トップ10では1位だとか・・)
クリスマスのお祝いの仕方・過ごし方について
教会でのクリスマス
キリスト教の教会は一般的に、キリスト教徒はもちろんのこと、教徒でない人も礼拝に出席することが可能です。
日本でも、各地の正教会の晩祷や聖体礼儀、カトリック教会のミサ、さらには聖公会・プロテスタントの諸教会でも参加することができます。
ご家庭のクリスマス
日本ではクリスマスを家族で過ごすのが約6割とかなりを占めています。
クリスマスの過ごし方としては「家でのんびりする」が群を抜いてこちらも6割を占めており、
日本人がクリスマスを家庭で過ごす傾向が明らかになっています。(2006年の統計調査によると)
子どもたちにとってはサンタクロースがプレゼントを持ってきてくれる日となっていますよね。
独身者・未婚者のクリスマス
・パートナーのいる人にとっては、一緒に過ごし、プレゼントを贈り合ったりしますね。
・自宅で仲間同士あつまってパーティをし、プレゼント交換などをする人もたくさんいますよね。
恋人がいないシングルの方同士で集まることもあったりもするのではないでしょうか?
教育機関のクリスマス
幼稚園・保育園・小学校でも給食の献立がクリスマス料理としているなど、行事が行われています。
人口のわずかしかキリスト教徒が居ないに関わらず、「クリスマス」は多くの人がプレゼントを交換しあい、
男女の愛のお祭りとなっている傾向にあり、多くの日本人は宗教行事としてのイベントを行っていませんね。
関連記事はこちら!
>>クリスマスの子供への伝え方!プレゼントと靴下の意味と聖ニコラス説!
さいごに
クリスマスは多くの国で祝日となっています。日本でも祝日にしようという話があるそうですが、
現在天皇誕生日が12月23日であるため、12月25日を祝日にすることによって12月24日も自動的に国民の休日となり、3連休になってしまいます。
そのあとすぐに年末年始の休暇が始まるため、年末の「繁忙期」に連休をつくることは現実的に不可能であることから実現は厳しいとされています。
クリスマスが休日となる日は数年に一度しか訪れませんが、それでも日本では夜になるとそれぞれが思い思いにクリスマスを過ごしていますね。
海外ではクリスマスを迎えるまでの期間の方が大切だったりもするようです。
アドベント・クランツでキャンドルに火をともしたりアドベント・カレンダーで毎日をカウントしながらクリスマスを迎えるのもいいですよね。
とくに子どもさんがいると楽しそうですね^^
みなさんは今年のクリスマスを誰と、どのようにお祝いしますか?
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